英語教育に関する
ヤバいキーワード
TOEICスコアアップ
社会人の方がよく受けるテストに TOEICがあります。就職や転職にTOEICのスコアを要求する企業も増えています。
TOEICは自分の英語力の成長を測る物差しとしてはよいかもしれませんが、TOEICのスコアアップだけを目的とすることはお勧めしません。肝心の英語力を伸ばせないことになってしまうからです。
TOEICは10点〜990点を一つの物差しで測るテストです。しかし、受ける人の英語レベルはさまざまなので、TOEICの問題は、自分の英語力を伸ばすことを目的とする英語学習の教材には適していません。ボキャブラリーレベルで分けられている英検の問題の方が、英語学習者にとって、効率がよいでしょう。
英語学習には、発音を学ぶステージ、文法を学ぶステージ、語彙を増やすステージがあり、その過程において、リスニング力、スピーキング力、読解力を身に付けていきます。
特定分野の語彙やテクニックを磨いてTOEICのスコアを上げることだけに注力するよりも、基礎から積み上げた「本物」の英語力を身に付けることを意識したほうが、最終的には、TOEICの高得点につながる近道だと思います。